Publishing an Android App on Google Play
はじめに
※※この記事は個人開発者向けです。
GooglePlayでこの度Androidアプリを公開しました。
実際に公開したものはこちらです。
一応記事に書いていますので、そちらも興味がある方は是非目を通していただけると幸いです。
今まで自作で作成したものを個人的に使用したりしていたのですが、どうせならGooglePlayストアで公開してみたいな~という単純な気持ちから始めました。
正直な話、公開までに色々と手順を踏まないとダメで、「すんなりあっさり公開」とまでにはいきませんでした。
GooglePlay開発者登録
以下のURLから開発者登録が行えます。
https://play.google.com/console
開発者として登録するアカウントは2段階認証である必要があるので、まだされていない場合は設定を行いましょう。
※登録料として25ドルが必要になります。これは登録時に必ず必要で、それ以降の更新料などはありませんでした。
登録が終わるとGooglePlayのコンソール画面に入ります。そこで「アプリを作成」を押して実際に作成していきます。
クローズドテスト→製品版への道のり
アプリを公開するまでに必ず必要となってくるのが以下のものです
- 署名されたApp Bundleの作成(APK形式は不可)
- アプリのスクリーンショット(少なくとも2~3枚)
- アプリアイコン
- アプリの説明文(80文字以下のものと詳細な説明のものを2つ用意)
- 20人のテスター(必ずインストールをしてもらうこと)
わたしがアプリを登録するのが初めてということもあってか、これらの情報を度々入力する必要がありました。
※クローズドテストと内部テストと2つありますが、内部テストは任意となっていますので飛ばしても大丈夫です。
署名されたAppBundleの作成方法ですが、AndroidStudioやUnityの場合だとビルド方法で署名鍵付きのAppBundleが簡単に作成が可能となっています。
アプリのアイコンについてですが、最近は生成AIなどで簡単にアイコンが作成できるので、特にこだわりがなければそれらを利用するのが手っ取り早いかなと思います。
ChatGPTやflux-lora-the-explorerなどは回数制限はありますが、無料で使用が可能です。
一番厄介なのが20人のテスターでした。
実際にテスターとなってもらってもインストールをしてもらわないと製品版へのアクセスが出来ません。
要はお願いをした相手がそのままアプリを入れ忘れてしまっていたら、追加で14日間待たないといけません。
私の場合、友人や家族にお願いをしてアプリをインストールしてもらいましたが、一度手違いでインストールし忘れていた人がいたため、公開までに28日間を要しました。
日本ではAndroidユーザーが少ないこともあって、テスターを20人みつけるのが困難です。
ツイッターなどのSNS、テスター募集のアプリやDiscordでクローズドテストコミュニティに参加などをしてお願いをすることが必要になってくるかなと思います。
以下のDiscordは海外のものですが、ユーザー数が多いため協力をしてくれる方が多かったです。
https://discord.com/invite/D2cNrqX
まとめ
GooglePlayの個人開発者に対する要件は、ハードルが高く感じられます。特に20人のテスター確保は、日本のAndroidユーザー比率を考えると大変な要求だと思います。
しかし、近年のインターネットの動向を考えると、これらの要件にもぎりぎり納得できる部分があります
- 20人のテスター要件は、多様なデバイスでの動作確認や、セキュリティ面での検証強化につながる
- App Bundle形式の採用は、不正な改変やマルウェア混入のリスクを減らせる
これらの施策により、ユーザーにとってより安全で信頼できるアプリが出来るようにしたいんじゃないかなと思っています。
開発者側からすると、たまったもんじゃないかもですが・・
せめて、20人という固定数ではなく、アプリの規模や性質に応じた基準の導入(例えば、シンプルなアプリなら10人・複雑なアプリは20人などに変える)にしてもらえたらいいなと感じました。
私自身も開発者として、この経験を今後のアプリ開発に活かしていきたいと思います。
おわり