How to installing custom executables in Ubuntu/Debian Panel
はじめに
自作した実行ファイルや何らかの理由でパッケージがみつからなくて自分でビルドしたパッケージをパネル状に表示したいという時
基本的にこのコマンドで入ると思います。
sudo desktop-file-install ファイル名
しかし、これで入らないことがよくあります(というか、私の場合はこれで入ったことがないです)
そういった場合にパネル状にアプリを表示させる方法を書いていきたいと思います。
.desktopファイルを作成する
Linuxのデスクトップ上にアプリを表示させるためにはデスクトップエントリファイル(.desktopという拡張子のもの)を作成する必要があります。
そのユーザーにしか表示させたくない場合は “~/.local/share/applications“
システム全体(全ユーザー)に表示させたい場合は “/usr/share/applications”
に保存してください。現在の主要デスクトップ環境(Gnome,KDE,Xfceなど)ではどちらも認識されるので問題ありません。
今回はシステム全体の方で進めていきます。
sudo nano /usr/share/applications/your-package-name.desktop #どのアプリ・パッケージかわかりやすいような名前にする
[Desktop Entry]
Version=1.0 #バージョン
Type=Application
Name=Your App Name #アプリ・パッケージ名
Comment=this is apple #アプリの説明
Exec="/home/user/hoge/hoge-hoge" #アプリの実行ファイル
Icon=/home/user/hoge/image/icon.png #アイコン
Terminal=false #ターミナルで起動するかどうか
Categories=hoge; #カテゴリー
わたしのDebianはArm64で、Tor-browserをダウンロードして無理やり使っているのですが、その時に作成した.desktopファイルを例として載せておきます。
[Desktop Entry]
Name=Tor Browser
Exec=/bin/bash -c 'cd /home/bokumin/tor-browser;./start-tor-browser.desktop --d\
etach'
Icon=/home/bokumin/tor-browser/Browser/browser/chrome/icons/default/default128.\
png
Type=Application
Categories=Network;WebBrowser;
Execに記載している“bin/bash -c”はbashで指定したコマンドを実行するというもので、確かこれがないとTor-browserが動かなかったと思います。“–detach”というのはバックグラウンドで実行するというものです。
つまり、このTor-browserは単なるエントリファイルではなく起動用のスクリプトとして環境変数や依存関係の確認、適切なパスがないと動かなかったという感じですね。
以上のやり方を行えば、パネルに追加できないようなアプリを表示させることができるようになります。
終わり